日本の文化にふれよう~お茶会~

今日は年長さんのお友だちがお茶会に参加しました!

日本の文化を学ぼう、礼儀作法を知ろうということで、年長さんのお茶会を取り入れています。大人でもこういった機会に参加することはなかなかないですよね。子どもたちも“お茶会ってどういうものなんだろう”と初の体験にドキドキ・ワクワクです。

まずクラスで正座とおじぎの仕方を担任の先生からお話してもらってから、お茶会を行う会議室に向かいましたよ。

部屋に入る時にはおじぎで入ります。雅な赤い毛氈の上にみんなが座ると、着物を着た志村先生がお出迎えをしてくれました。クラスの先生が「今日はお招きいただきまして、ありがとうございます」と代表してあいさつをするのに合わせて、みんなもおじぎをします。

☆お菓子をいただく

お茶の前にお茶菓子をいただきます。年長さんのために志村先生が用意してくれたお茶菓子は、両口屋是清の『志なの路』というお茶菓子です。いつもと違う雰囲気にちょっぴり緊張気味の子どもたちは、ドキドキしながら包みを開けてパクリ。「あまくておいしい!」と大好評でした♪ 「また食べたい!スーパーで売ってる?」と聞いてくる子もいましたが、名古屋から特別に取り寄せたお菓子ですので、残念ながらスーパーでは売ってません(笑)

食べ終わったあとの包みは、お菓子の下に敷いてあった紙(“懐紙=かえし”というそうです)と一緒にたたみます。「お家の人に、これを食べたよって見せてね」と伝えて持ち帰りますので、見てあげてくださいね。 

☆お茶を飲む

いよいよお茶をいただきます。志村先生が「みんなはどんなお茶を飲んだことがある?」と聞くと、「麦茶」「ウーロン茶」「普通のお茶」「ほうじ茶」と口々に答えてくれました。みんな、よく知っていますね! 「今から飲むお茶は『お抹茶』というんですよ」と教えてもらい、「お抹茶?!」とびっくり!

どんなお茶を飲むのかわかったところで、最初にクラスの先生がどういう風にお茶をいただくのか、見本を見せます。お茶を置いてもらったら、おじぎをし、飲む前に隣の人に「お先に」とあいさつをすることがお茶の礼儀なんだそうですよ。そうしたら、まずお茶をひとくち。みんなは言いませんが、先生はお茶をたててくださった方に「大変結構なおふく加減でございます」と伝えました。

今度はみんなの番です。上手にできるかな?

自分のところにお茶が運ばれてきました。おじぎをして、次は何をするんだっけ?隣の人に「お先に」にって言わないといけないのに、緊張のあまり、お茶を運んできてくれた人に「お先に」と言ってしまう子も(笑) 抹茶はほろ苦さがありますので、最初のひとくちで「ん?!」って顔をしていた子もいましたが、これも味の体験ですね。中には味が気に入ったようで、茶碗を逆さまにして飲み干す子もいましたよ!

おじぎの仕方もそれぞれで、個性が出ていましたよ。正座の姿勢でするおじぎって、頭をどのくらい下げればいいのか、手はどこに置いたらいいのか…などなど、意外に難しいようです^^;

お茶をいただいたあと、空いた茶碗を取りにきてくれた方に、“ごちそうさまでした”の意味を込めておじぎをします。そして最後に「ありがとうございました」と、もう一度みんなでおじぎ。おじぎもここまでくれば慣れたもので、上手になっていましたよ。

3クラス通して見られたのが、正座の姿勢です。途中で足が崩れてしまったり、そわそわしてしまったり。また、びっくりするくらい猫背になって丸まっている子もいました(笑) この先、法事などで正座をする機会もあると思いますので、これを機に正座も上手になるといいですね!

今日、お茶会での作法を学んだ年長さんは、金曜日に行われる家庭教育学級の「お茶会」でお手伝いをします。お楽しみに♪

(若)

保育の様子|2011-11-16|

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