2012.06.06
こぐまのへや(未就園児親子教室)⑤ランチ試食会1
本日のくるみ幼稚園こぐまのへやは、『にこにこランチ試食会』を行いました(^◇^)
まずは、食事の前に、みんなで親子体操をして、たっぷりお腹を空かせましょう!!
さてさて、にこにこランチ(以後は「ランチ」とします。) とは、園で提供される昼食、いわゆる給食でありますが、当園では給食という呼び方はあえてせずに、子どもたちが美味しく楽しく食事を食べられるようにという願いも込めてそう命名した次第であり、10年程前から実践しております。
人は、年間に1090回以上の食事をしますが、そのうち百数十回は園内で食べることになります。教育施設である幼稚園で食べる食事に関しては、食本来の目的である自身の命をつなげるということだけではなくて、やはり教育的な何かを加えて子どもたちに提供したい、というのがくるみ幼稚園にこにこランチの基本的な考え方です。
その「何か」とは、例えば好き嫌いなく食べることであったり、食材が持っている役割や身体への意義(例えば、肉や魚は力の源、ごはんや麺はエネルギー、野菜は体調を整える・・・などなど)を知ったり、そういった食材を人間はどのように作り出すのか、そしてどうやって調理するのか・・・などなど、本当に奥が深いことですよね。
食材をどのように作るのか・・・に関しては、園の畑でサツマイモを自分たちで栽培したり、園庭でトマトやピーマンを育ててみたり・・・ とにかく、その年齢にあった無理のない働きかけを子どもたちに行っていくことで、食べることの大切さを知り、食べることで人間は生きていけるんだという「感謝の心」が自然と芽生えてくれたら嬉しいと思います。
・・・と、ここまでは、多分他園でも実践していることだと思われますが、くるみ幼稚園のランチに対するこだわりは、実はここからまだまだたくさんあるのです・・・(^-^)
詳しくは、お子さんが入園してから、だんだんとお子さんと一緒ににこにこランチをご理解して頂けたら幸いなのですが、先に一つだけ言わせて頂きますと・・・、”とっても美味しい!”のです!!
食事を食べることにおいて、それが美味しいことは、実は非常に重要な要素であり、美味しいからもっと食べたくなる、もっともっと食材を知りたくなる・・・のが人間の本能だと思います。どんなに栄養価が高くて身体に良いことがわかっていても、もしそれがまずかったら、食べる気が無くなってしまうことって、ありませんか?
これは子どもたちも同じ。もちろん子どもたちの味覚は、大人に比べたら未熟なのかもしれませんが。ですから、食を通して子どもたちを教育する(食育)を行うことにおいては、美味しいことは大切なことなのであります。
もちろん、美味しいからといって、お金を掛けて高価な食材を使っているわけではありません。材料に関しては普通の学校給食と変わらないと思うのですが、要は、作り手側の創意工夫と子どもたちへの声掛け働き掛け、そして何よりも、食べる子どもたちにたっぷりと注いで下さる”愛情”が、実は重要なポイントなのかな??と思います。
写真は、当園の栄養士さんがランチの説明をして下さっている所です。子どもたちに「食べさせる」ためのワンポイントアドバイスも教えて下さいました!!
大切な子どもたちには、安心・安全な食事を食べさせたいですよね~!
(直)